色のいろいろな心理効果

青1色赤1色の部屋を同じ温度湿度に設定したとしましょう。

そうすると、赤よりも青のほうが涼しく感じるという実験データがあります。

青は紫外線よりに位置する色で、さざ波のような優しい波長なので、

筋肉が弛緩し、部屋が涼しく感じます。

赤は赤外線の隣に位置する色なので波長が大きく筋肉の興奮効果があり、

暖かく感じます。

つまり、青は涼しく、赤はあたたかく感じる色なのです。



赤い部屋の中に30分~40分いたとしましょう。

この時人は1時間くらいいたような感覚になります。

次は青い部屋の中に1時間くらいいたとしましょう。

この時人は30分~40分いたような感覚になります。

つまり、赤は長く、青は短く感じる色なのです。



ある川にかかっている橋は以前、自殺の名所として有名でした。

そこの橋は黒色をしていたのですが緑に塗り替えたところ、

自殺者がなんと3分の1に減ったと言われています。

黒は絶望の色と言われ、緑は再生を表します。



アメリカのある刑務所で暴力的な囚人たちを静めるために無機質な壁を

ピンクに塗り替えたそうです。そうすると、みな一様におとなしくなったそうです。

この時に使われたピンクというのは濃いピンクではなく、サーモンピンクのような

薄いピンクです。薄いピンクは母の影響で安心感の得られる色と言われています。



皆さんは勝負の時、何色のものを身に着けますか?

心理学の観点から言うと赤色がいいとされています。

赤は興奮作用があり、全身を震い立たせる効果があります。



まったく同じコーヒーを茶色、赤、青、黄色の4つのカップに入れて飲んでもらうという

実験があります。味を4段階から回答していただきました。

茶色は約70%の人が非常に濃いと回答しました。

赤は約85%の人がやや濃いと回答しました。

青は約80%の人がやや薄いと回答しました。

黄色は約85%の人が非常に薄いと回答しました。

人は五感のうち、視覚が約87%を占めています。

このように同じものでも色が違うだけで感じ方も変わってしまうのです。



皆さん最後まで読んでくださってありがとうございます。

色というのは私たちの生活から奪えないものです。

色というのは私たちの1番身近なものなのです。

今回は『基本の知識』でしたが、次回は『色が教えてくれる本当の自分』です。

引用・参考本は『佐々木 仁美』さんの『色の心理学』です。